検品のバイトは楽?働いてみてわかったきつい側面とは?

検品のバイトは時給が良く、夜勤に入るとさらに割高。単純作業の繰り返しのため、すぐに仕事を覚えられて楽に稼げると思われがちです。確かにそのイメージ通りの部分もあるのですが、実際に働いてみるときつい部分も見えてきます。実態からわかる検品のバイトのきつい面をまとめました。
検品のバイトの仕事内容
検品のバイトとは、商品がそのまま市場に出ても大丈夫か最終確認をする仕事です。チェックする項目は商品ごとに異なり、それぞれチェックリストがあります。キズやヘコみを目視で確認したり、計量したり、実際に作動させたりして項目を満たしているか確認していきます。
検品のバイトには、商品を段ボールに箱詰めし、商品でいっぱいになった段ボールを抱えて移動する作業まで含まれることがあります。私語厳禁の現場もあり、自分のペースで作業したい人に向いています。
検品のバイトのきついところ
作業の仕方も簡単に覚えられて、未経験でもすぐに即戦力となれる「検品のバイト」。実際に働いてみた人が感じた、このバイトのきついところを見ていきましょう。
目が疲れる
検品のバイトで共通して疲れる部位は「目」です。ずっと集中して商品を見ているため、眼精疲労が溜まってきます。
1日8時間労働の場合、昼の休憩以外に午前・午後に1回ずつ休憩がありますが、それでも目を休ませるには時間が足りないと感じている人が多いようです。そのため、仕事以外では目を労わるためにスマホやパソコンを見ないようにしている人もいます。
作業に飽きる
簡単に作業内容を覚えられて仕事ができることがメリットでしたが、それがデメリットになる場合もあります。すぐに作業に慣れてしまい、仕事に飽きてしまうからです。1時間ほどあれば作業に慣れる人もおり、その後は仕事をこなしつつも、他のことに意識がいってしまうことも。
飽きてしまうと時間がなかなか過ぎず、5分に1回は時計を見てしまう、という人もいます。私語厳禁の現場もあるため、話して気を紛らわすこともできず、きつい時間になる人もいます。
肉体労働である
現場によって作業環境は変わりますが、中には立ちっぱなしの現場もあります。また、少し前かがみになった体制で作業することもあり、その体制を維持して作業を進めることも。これらの作業環境で足や腰に負担がかかってしまいます。
座ったままで作業できる現場でも、検品済みの商品でいっぱいになった大きな段ボールを移動させるために抱えて運ぶこともあり、重さによってはやはり足や腰に負担がかかります。検品作業は軽作業の部類に入りますが、これらの肉体労働は女性や身体の弱い人にとっては大きな負担となる場合があります。
神経を使う
特に電子機器の検品は、静電気に注意しなければなりません。静電気を発生させやすいフリース素材の服は着ないなど、作業に入る前から気を使います。作業中は液晶パネルなどの部品はもろくなっているので、扱っている間、常に気を張って作業を進めます。電子機器以外でも、作業中は神経を使って検品するため精神力が必要です。この精神力の疲労は、肉体労働の疲労より疲れると感じる人もいます。
検品のバイト「きつい側面」のまとめ
仕事内容はすぐに覚えられますが、実態を見ると身体にかかる負担がありました。また、メリットとデメリットは表裏一体ともいえます。
検品のバイトはすぐに覚えられ、時給も高め。自分が検品した商品が世に出て誰かの役に立っている、と感じられる誇らしさもあります。メリット・デメリットを知り、自分のペースで働けそうかどうか、検討してみてください。
